高校を中退した“乙女”のブログ

高校を中退した15歳の日常などを綴るブログです

「余命10年」を読んで。

はじめましての方もそうでない方も

乙女のブログへようこそ✨✨


今日は
小坂流加著作の「余命10年」
について書いていきたいと思います。


「余命10年」とは

二十歳の茉莉(まつり)は、数万人に一人という不治の病にたおれ、余命は10年であることを知る。笑顔でいなければ、周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから、死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと決める茉莉だったが……。衝撃のタイトル。衝撃の結末。涙よりせつないラブストーリー。
(裏表紙より)


タイトルの通り、余命10年の女性が精一杯生きていく様子を描いた小説です。
結論から言わせていただきますと、
もっと多くの人に読んでもらいたい小説です。
とても良い作品なので是非読んでください!!


「余命10年」を読んで

私がこの小説を手に取ったのは、家から一番近い書店でランキング順に小説が並べてあるコーナーでした。
ちょうど、サイコパスの痛快な小説を読み終えたばかりだったので、感動して泣けるような小説が読みたいと思っていました。
この小説を手に取ったのは、タイトルと帯からわかる絶対に感動で泣けるという理由でした。
泣けそうなら携帯小説でもいいとさえ思っていました。


そんな私の目を引いたのが、太字で書かれていた一番最初の章の最後の文でした。


「あと10年しか生きられないとしたら、あなたは何をしますか。
長いと思い悠然と構えられますか。短いと思い駆け出しますか。
あと10年しか生きられないと宣告されたのならば、あなたは次の瞬間、何をしますか。」


誰にでもかけるありがちな言葉と言われればそうですが、私の心には重く響きました。
このように、余命10年を生きる心情を綴る文章が各章の最後に必ず太字で書いてありました。


読後、このリアルな描写に、呼びかけるような太字の文章に、私は本当に気持ちが溢れてしまい著者の方になんとかこの気持ちを伝えたいと思いました。
私はちゃんと著者の紹介文を読んでいませんでした。

このリアルな描写は、当事者だからこそかけた文章だったのです。
作者さんは主人公と同じ病気にかかり、10年前の2007年6月1日にこの小説を単行本として刊行。10年後の2017年5月15日に小説を文庫本として編集するも、それ以前2017年2月に亡くなってしまいました。
私はなぜこの10年の間にこの本に出会えなかったんだろうと思いました。出会えていればこの気持ちを作者さんに伝えられたのに…
他の方のブログを読んでも同じように書かれていました。


まとめ

私のように、感動したい!泣きたい!という軽い気持ちの方はもちろん、普段は違うジャンルを読んでいる方や前向きになりたい方にもオススメできます。
…というより、この本はこれから生きていく上で読むべきだと思います。


もしも、天国に声が届くのなら私はありがとうと言いたいです。
私はブログのタイトル通り、高校を中退しています。今はまだ未来へのプランもちゃんとしていないし、親のお金で生活している状態です。
私はこの生活にいつの間にか満足していました。
寝て起きて食べて寝て起きて…の繰り返し。
そんな日々は退屈だけれど、完成していました。
でもいつ、死んでしまうか分かりません。
今この瞬間にも地震が来て、2階が落ちてきて押しつぶされるかもしれません。


私はこの小説を読んで、将来のためにすべきことがいっぱいあるな…と思いました。
完成した退屈な生活もいいですが、やっぱり自分の力で生きていきたいです。
私に気付かせてくれて、前向きな気持ちにしてくれてありがとうございました。